モニュメント備忘録

モニュメントを忘れないためのメモ

しおかぜ緑道①ー水辺の小路とモニュメントー

しおかぜ緑道とは、浦安市内に伸びる全長1.8km程のプロムナードである。


浦安市にはハコモノ行政時代の遺産として、数多くのモニュメントが設置されている。


中央武道館には柳原義達の《道標・鳩》(1991年1月)、文化会館の正面入り口には舟越保武の《シオン》(制作年調査中)、若潮公園には佐藤忠良の《平和の像》(1991年3月)、運動公園には岡本太郎の《躍動の門》(1993年4月)というように昭和の日本を代表するアーティストによる芸術作品兼モニュメントが浦安市内各所に置かれているのである。


記事のタイトルになっている「しおかぜ緑道」には、アーティストが関わったとみられるモニュメントが10点以上も設置されている。


「10点以上」という表現は、しおかぜ緑道のモニュメントについて書かれた資料が乏しくどのモニュメントが誰の作品なのか、はたまたこの造形物は作品なのか正確な事実が分からないから使用しているに過ぎない。


早く正確な資料をみつけて更新したいものである。



"《カラスとイヌ》のモニュメント"


2010年に浦安市教育委員会生涯学習生涯学習課から発行された『浦安市所蔵の美術品ーFine art collections of Urayasu Cityー』を参照すると、


志津雅美の《ピラミッド》や《幼児のブロンズ》、八木ヨシオの《イヌ》や《錨》等の作品が置かれていることが分かった。


そういえば、私の幼少時代の記憶によると《イヌ》の見上げる先には《カラス》が居た筈であった。しかし現在では、その場所にカラスの姿はみられない。


おそらくイタズラされてどこかに持っていかれた。もしくは、浦安市が回収してしまったのだろう。


このカラスのモニュメントについては調査に進展があればアップしていこうと思う。