モニュメント備忘録

モニュメントを忘れないためのメモ

土谷武《遠くがみえる》1986年,コールテン鋼・石

→(つちたに たけし 1926-2004)京都市東山区生まれ。京都市立美術工芸学校(現・京都市立芸術大学)彫刻科卒、東京美術学校卒。新制作派協会会員。1961-63年渡仏しエコール・デ・ボザールで学ぶ。68-73年多摩美術大学彫刻学科教授。75-96年日本大学芸術学部教授。

舟越保武《杏》1984年,1984年新制作展出品作

→(ふなこし やすたけ 1912-2002)岩手県二戸郡生まれ。県立盛岡中学校(現・県立盛岡第一高等学校)では、のちの洋画家松本竣介と同期であった。東京美術学校彫刻科塑造部卒。新制作派協会会員、多摩美術大学教授、東京美術学校教授。

保田春彦《赤錆の壁がある砦》1986年,コールテン鋼

→(やすだ はるひこ 1930-)和歌山県に保田龍門の元に生まれた。東京美術学校彫刻科石井鶴蔵教室卒、1958年渡欧しアカデミー・グランド・ショーミエールでオシップ・ザッキンに師事。1975-1999年武蔵野美術大学教授。

菊池一雄《ながれA》1978年,ブロンズ,新制作展出品作

→(きくち かずお 1908-1985)京都市上京区日本画家・菊池契月の長男として生まれた。藤川勇造、小林万吾に師事。東京帝国大学文学部美学美術史科卒。1934年二科展特待受賞。新彫塑協会に参加。1936年渡欧しシャルル・デスピオ、ロベール・ブレリックに師事、翌年サロン・ドートンヌ展入選。新制作派協会会員。京都市立美術専門学校彫刻科教授。1949年『ロダン』を刊行、毎日出版文化賞受賞。東京芸術大学教授。

アンソニー・カロ《垣間見るアルカディア》1987年,鉄・ワニス

→(Anthony Caro 1924-2013)イギリス、サリー州ニューモールデン生まれ。ケンブリッジ大学工学部卒、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ卒。1951-53年ヘンリー・ムーアの助手を務める。1959年から抽象彫刻をつくり始める。
 

トニー・クラッグ《三葉虫》1989-1990年(2010年設置),鉄

→(Tony Cragg 1949-)イギリスリヴァプール生まれ。ウィンブルドン美術学校、ロンドン王立美術学校卒。1988年ターナー賞。デュッセルドルフ芸術アカデミー校長。